年5,6回来る定期テスト。
始まる前も終わった後も、憂鬱な気持ちにさせてくれるこんな仕組み、
一体誰が考えたんだろう?
絶対悪いヤツに違いない!!
と思ったことがあるのは、私だけではないはず!
受けていると、なんの意味があるのかよくわからない定期テストも、
実は使いようによっては、大活躍してくれるのです。
この記事は特に、テストで赤点を取ったり、思った通りの成績が取れない人を対象にしています。
集団指導塾、個別指導塾、通信教材の作成とすべて実施した体験から、授業についていけない、赤点を取ってしまう子の仕組みと、
なぜ学校の授業だけでは取り返せないのか、
補習塾・個別指導・通信教材のどれを選ぶべきかを考えてみます。
中学生がテストで赤点を取った後にするべきことと赤点を取ってしまう仕組み
中間テスト、期末テストで赤点を取ると内申点に響く
ちなみに、中学生だと公立高校を受験するときの内申点に響いてきます。
なので、なるべく早い段階で赤点を回避して、授業にうまくついていけるようになるといいです。
赤点を取ってしまう原因は?
赤点を取ってしまう原因は、その中間テスト、期末テストなどの定期テストの出題範囲のどこかで理解できていないことがあることです。
なぜ、理解できなくなるか、というと、イメージがつかない、暗記すべきことが中途半端になっているなどが挙げられます。
授業でどこかわからないことがあった
学校の単元は、似たような分野を一通り習得してから次に行く、ということはあまりありません。
例えば、数学で言えば、方程式をやった後に、図形の単元に入ることもあります。
もし似たような単元ですすんでいたら、どこかで理解を取り戻すこともしやすいかもしれないし、別の角度から学習することもできるかもしれません。
しかし、今の仕組み上それは難しいです。
わからないまま授業が進んだらもっとわからない
授業がわからないまま進んだら、わからないことの上にわからないことが上乗せされていくので、一層わかりません。
わからないから授業がつまらない
授業の内容がわからなければ、授業に参加もできないし、退屈な話、苦痛を伴う話がひたすら続くことになります。
そんな状態で、授業や勉強を楽しめるわけがありませんよね?
結果、授業や勉強を嫌いになっていき、余計に授業を聞かなくなり、聞かないからわからなくなり、という悪循環に陥るのです。
次のテストで赤点を取らなくなるためにやるべきこと
・赤点を取らないためにはやるべきことは、
わからなくなり始めたポイントを探して、
わからなくなったときの内容を復讐してわかるようにして、
その上で、いま学習しているところまで理解し直す、というプロレスが必要になります。
これが自力でできるならそれに越したことはないでしょう。でもほとんどの人、特に、授業についていけない、すでに勉強が嫌いになっていたり、苦手意識が強い人には、自力で復習するのは難しいのではないでしょうか。
では、親御さんが一緒になったらできるか、といえばそれもなかなか難しいでしょう。中学生というのは親から自立しようとする年頃で反抗期に入っているかもしれません。
親の言うことだ、というだけで反抗してしまうと、結局なんにもなりません。
しかも、この時の生徒に必要なのは、わからないところを一緒に探してくれて、何をすればいいか導いてくれる「コーチ」です。
学校の授業でなぜおいて行かれてしまうのか?
学校の先生は1対30とか40という、1対多数の授業を基本にしています。それ以外にも、生徒の生活指導、保護者対応や学校の事務処理、部活の顧問など、様々な仕事に追われています。その中で、授業時間以外の個々の生徒のフォローをしろ、といわれても、正直それは期待しすぎでしょう。もちろん、生徒のフォローまできちんと行っている先生もいるかもしれません。しかし、その先生はプライベートを犠牲にして、生徒に尽くしてくれているような人ではないかと思います。
しかも、学校の先生でうまく「コーチング」ができる人というのも難しいです。コーチングは専門スキルなので、教職課程ではあまり深く勉強しないからです。
そのため、一度ついていけなくなると、なかなか学校の授業だけで取り返すことは難しいでしょう。
一旦まとめ:授業に再びついていけるようにするためにすべきことは2つです
1.ついていけなくなったきっかけの単元を探す
2.ついていけなくなったきっかけの単元から遡って、関連する単元を順番に習得していく。
これらを解決するために、補習塾、個別指導、通信教育を考えるのではないでしょうか。
学校の授業についていけない子、赤点を取ってしまう子は補習塾、個別指導、通信教育のどれを選ぶべき?
補習塾、個別指導、通信教育はそれぞれ良いところと悪いところがあります。
補習塾は先生にどんどん質問できる子が伸びる
補習塾は学校の授業を、先生や教材を変えてやり直すイメージが強いです。もちろん、生徒たちの反応を見て、その場にいる生徒たちが理解をした、と感じてから進んでいきますが、それでも学校の授業のペースに則っていることがほとんどです、
そのため、おいて行かれてしまった単元のフォローは夏期講習や冬季講習、授業後の質問などをするしかありません。
集団指導はハマれば費用対効果が高いですが、個別の悩みは解決しにくいです。
個別指導は、先生との相性が良くて、勉強のやる気が出れば伸びる可能性が上がる
もちろん先生が変わるので、先生との相性がよく、授業についていきたい、という思いが強ければ、自分で復習をして、先生に質問して、グイグイ取り戻していくでしょう。
あるいは、おなじ塾に気になる異性ができた、なんていうのも、ありがちですが、モチベーションを高める要因になります。
塾の自習室で一緒に勉強する、なんてやりますよね。
通信教育は3つある
参考書+テストを毎月繰り返す形式の進研ゼミ方式
こどもちゃれんじや進研ゼミ、は毎月決まった教材が送られてきますが、これは学校のペースに準じています。
そのため、参考書を自分のペースで進めるのと実質は変わりません。
なので、今回の目的には合致していないです。学校の授業にいまついていけているけど、遅れそうな危機感がある。
あるいは家庭学習の時間を一定時間確保して学習習慣を身に着けたい、という人にはおすすめです。
オンラインで動画を自分で選んで見るスタディサプリ方式
授業の進みが遅い、と思っている上位者はスタディサプリがおすすめです。
スタディサプリは、全国の有名予備校講師の授業を集めてきたものです。月額980円と言うのは破格です。
各コース初歩的な内容から授業があるので、適切な単元を自分で選べるのであれば、とても安上がりです。
ただし、問題集などは自分で選ぶ必要があり、問題集を解いていてわからなくなったときにはどうしようもないかもしれません。
無学年制の教材にコーチングを全面に取り入れて、実際のコーチもつく「すらら」
すららは、無学年制のオンライン教材です。インターネット経由でパソコンやタブレットを使って、学習を進めていくeラーニングです。
特徴として、学習の補助をしてくれる専門の「すららコーチ」が学習のサポートをしてくれることです。
過去のテストを送ったり、悩みを送ったりすると、どこでつまずいたのかを判断して、勉強するべき単元の選定と、学習の順番を計画してくれます。
しかも、計画した内容が本当に生徒にあっているのか、また、生徒がきちんとこなせているのかを、保護者と同じシステムをみて、管理もしてくれます。
まさに「プロの学習コーチ」が各生徒についてくれる状態になるのです。
ただし、すららは英語、算数、数学、国語の主要3教科のみで、理科・社会には対応していません。
科目ごとのおすすめは?
英語・算数・数学・国語はプロのコーチがつく「すらら」
赤点を取ってしまったり、授業についていけない子には、きちんとした「コーチ」がついて、何ができていないのか、できるようにするためにはどうすればいいのか、というのを「コーチ」してくれる存在が必要です。
そのため、「すららコーチ」のつくすららがおすすめです。ただし、すららは英語・算数・数学・国語しかないため、それ以外の教科は別の手段が必要です。
ただし、国語が苦手で文章を読むことが難しいから、他の科目もできない、という子や、算数・数学ができないため数式が出てくる理科もできない、という子がほとんどです。
そのため、時間を分散するよりは主要3教科に対して時間を使ったほうが効果的かもしれません。
理科・社会はプロの個別指導か、家庭教師がいい
英語・算数・数学・国語は十分できていて、リカ社会だけができない、という場合は、個別指導か家庭教師がよいでしょう。各単元をその生徒にあった形で教えてくれるのは、個別対応してくれる形式だけです。
ただ、前述したように、理科・社会ができない原因も、主要3教科に隠れていることが多いので、主要3教科の対策を優先するのが良いと思います。